IoTセンサを用いた積雪深計測の大規模実証実験の実施を決定

アクセルマーク(株)と(株)Momoは共同で、除雪の効率化を目的としたIoTセンサを用いた積雪深計測の実証実験を行うことを発表した。2020年度の商用化を見据え、本年度は会津若松市をはじめとした30自治体での大規模実証実験を行う予定。

この実証実験では、Momoが開発したネットワーク型積雪深センサとアクセルマークが開発したクラウドシステムを用いて、観測地点の積雪状況を24時間リアルタイムに可視化し、パソコンおよびスマートフォンから、いつでも情報取得できる状態を実現する。これにより積雪の目視監視が不要となり、観測された情報をもとに除雪車の運行管理を行うことで、より効率的な除雪作業が実現でき、降雪から除雪までのスピードを大きく向上させることが可能となるという。

本年度は30自治体を対象とした大規模な実証実験を行う予定であり、既に会津若松市での実施が決定している。実施が決定した自治体については順次発表するとのこと。
アクセルマークとMomoでは2020年積雪シーズンからの商用化を計画しており、本実証実験の結果を受けて全国の自治体、企業に向けて販売を行う予定。

・概要
観測地点の積雪深を24時間遠隔監視し、パソコン・スマートフォンで各観測地点の積雪深を確認
除雪作業の円滑化、人的リソース削減に対する効果測定が協力可能な自治体を募集
・目的
① 見回りコストの人的、時間的な削減
② 早期の出動判断により、ピークタイムを避けた除雪作業の実現、および作業時間の削減
・内容
期間:2019年11月以降順次開始〜2020年3月まで
提供内容:積雪深センサ3機、積雪深観測用システムの無償貸出
※支柱工事が必要な場合や、設置を施工業者に依頼する場合は費用が発生。

ニュースリリースサイト(アクセルマーク):
https://www.axelmark.co.jp/pr/?itemid=318&dispmid=518&TabModule490=0