2/3型ネイティブ4Kセンサ採用、4K/HDマルチパーパスカメラ「UHL-43」を開発

池上通信機(株)は、4K/HDマルチパーパスカメラ「UHL-43」を開発した。

UHL-43は、当社の放送用4KシステムカメラのフラッグシップモデルであるUNICAM XE(UHK-435/UHK-430)と同じ2/3型ネイティブ4Kセンサを搭載し、4Kならではの高品質な映像表現が可能な4K/HDマルチパーパスカメラであるとのこと。
ワンピースタイプのコンパクト設計のため、様々なアングルから被写体を捉えることができるパンチルトシステムの他、情報カメラなどの用途に最適。今後、国内外の放送局をはじめとした各種放送市場に幅広く販売展開していくという。

【主な特長】
・ネイティブ4Kセンサを採用
2/3型ネイティブ4Kセンサ(3840×2160)の採用により、4Kの高精細映像に加え、F10(4K/59.94p)の高感度、高S/Nを実現した。単板式センサやピクセルオフセット技術と異なり、ネイティブ4K 3板式のセンサを採用することで、4K超解像度と優れた色再現性を持つ。
・HDRに対応(High Dynamic Range)
国際標準規格(ITU-R BT.2100)に準拠したHLG(Hybrid Log Gamma)を搭載。暗部から明部までの表現可能な範囲を拡大した高ダイナミックレンジ映像と豊かな色彩表現(広色域)が可能。
・4K/HDマルチフォーマット
ネイティブ4K信号に加え、HD信号による出力が可能。4KとHD(4Kダウンコンバート/4Kカットアウト)出力を切り替え、運用に応じて出力を選択することができる。
・12G-SDI出力に標準対応
12G-SDI出力を標準装備し、4Kシステムの構築をサポート。オプションで3G-SDI QUAD LINKに対応。

ニュースリリースサイト(池上通信機):https://www.ikegami.co.jp/archives/13214