ISA、IoTセンサデバイス用長期回路評価ボードEB100の提供開始。

(株)アイエスエイは、IoTデバイスの要の技術、LPWA(省電力遠距離無線通信)を採用するセンサデバイス開発用として、長期間間欠動作するための塩化チオニル・リチウム電池を利用した電源回路開発評価キットEB100を、12月1日から(株)エムネットを通して販売する。

EB100(塩化チオニル・リチウム電池評価用ボード)は、LPWAで注目を浴びるLoRa無線方式センサデバイスやSigfoxセンサデバイスで塩化チオニル・リチウム電池を有効に用い、間欠動作で10年以上稼働する電源回路を開発するためのキットである。
通常は数年で電池交換が必要な機器も、本キットを利用することで稼働時間を飛躍的に延ばす電源回路の開発ができる。 本キットは、同社が6月に発売を開始した「ももことあやか」WD100シリーズの電源回路を設計をもとにしていて、既に市場で実績のあるものだとのこと。

■EB100(塩化チオニル・リチウム電池 評価ボード)の特長
1. 塩化チオニル・リチウム電池と電気二重層キャパシタの組合せ使用を想定した回路が、すでに同社市販製品のWD100開発時のものが搭載されている。
2. 間欠動作を実現するため、キャパシタへの効率的充電回路と、その制御回路を内蔵。
3. メインのCPUから回路を制御するためのインターフェース内蔵。
4. 超低電流計測のためのデジタル表示計測モジュールが付属していて、動作を確認できる。
5. 評価用の塩化チオニル・リチウム電池が付属。
6. LPWA送信デバイスによる間欠送信時の消費電力を詳細に把握できる。
7. フリースペースが設けてあり、ターゲットデバイスや周辺回路の開発・実験が容易。
8. 各種計測装置を利用して開発を行う場合を想定し、数多くのテストポイントが用意されている。

■価格と付属品
・EB100 塩化チオニル・リチウム電池 評価キット 168,000円

本キットには次の物が付属。
● 超低電流計測モジュール(1個)
● 塩化チオニル・リチウム電池(A3タイプ) (3本)
● ACアダプタ(1個)
● 接続用ハーネス(3本)
● USBインターフェースケーブル(1本)
● 回路図および説明書(各1冊)

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000006131.html