オンセミ、次世代ADASを牽引するHyperluxイメージセンサファミリ


 オンセミは、Hyperlux™車載用イメージセンサファミリの発売を発表した。
Hyperluxファミリは、2.1 µmのピクセルサイズ、業界をリードする150dBの超ハイダイナミックレンジ(HDR)、全車載温度範囲でのLEDフリッカ抑制(LFM)機能を備え、次世代の先進運転支援システム(ADAS)を進化させる高性能、高速、高度機能を提供する。また、システムから警告を受けた時にのみドライバーが運転を引き継ぐレベル2+運転自動化への円滑な移行を可能にする。

 Hyperluxファミリは、解像度が3メガピクセル(MP)の製品から8 MP以上の製品まで多岐にわたり、センシングおよびビューイング両方のカメラアプリケーションに対応している。HDRは150dBで、低照度感度を犠牲にすることなく、最も過酷な照明条件下でも高画質で画像をキャプチャする。プラットフォームのLFM機能により、パルス光源がちらつかないため、フリッカに起因するマシンビジョンの課題を回避できる。

 Hyperluxは、ASIL(自動車安全水準) Dシステムの厳格な安全要件に適合するように設計されており、統合セキュリティがサイバーセキュリティの脅威に対して最大限に対応する。また、これらのセンサは異なる解像度でのデュアル出力ストリームも提供しており、センシングと他の機能を同時に実行できる。1台のカメラを複数の機能に使用できる柔軟なアーキテクチャにより、設計者は設計時間、リスク、コストを削減することができる。

 Hyperlux製品ファミリの最初の2製品「AR0823AT」と「AR0341AT」は現在、一部の顧客向けにサンプル出荷中。オンセミは5月9日~11日までデトロイトで開催中のAutoSens Detroit 2023に、他のインテリジェントなパワーおよびセンシング技術とともに、Hyperlux製品を出展しているとのこと。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000255.000035474.html