KDDIが商用展開のO-RAN準拠の5G仮想化基地局にHPE のTelcoサーバー

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)〔日本ヒューレット・パッカード(同)〕は4月10日(月)、KDDI(株)が大阪府大阪市で商用展開を開始した、O-RAN準拠の5G仮想化基地局(以下本基地局)に利用されているサーバーを提供し、設定作業の自動化 (Zero Touch Provisioning)を含むサーバーの統合管理・運用システムの構築支援をしていることを発表した。

KDDIは、5Gサービスにより拡大する移動体通信用途、端末種類の多様化や増加により、急速な増大が予想される通信量に対応するため、O-RAN標準インタフェース準拠のオープン化した5G仮想化基地局の商用展開を開始している。オープン化した5G仮想化基地局の導入は、機器調達の選択肢を拡大し、システムの高度化、迅速な展開、コスト優位なインフラの構築に寄与すると期待される。

本基地局に利用されているHPE ProLiant DL110 Gen10 Plus – Telcoサーバーは、vRANワークロードを処理するために最適化され、高い収容効率および電力効率を実現する。また、優れた耐性により寒暖差や荒天などにも強靭性を発揮する特性を活かし、D-RAN(Distributed Radio Access Network)環境においても本サーバーが利用されている。さらに、HPE InfoSight for Serversの導入により、HPEのTelcoサーバーの障害予兆検知、運用保守の負荷軽減を実現する。

今回KDDIはAnsibleを活用したサーバー機器の初期設定と検証、仮想化基盤の展開を自動化して、基地局を迅速に展開可能とするZero Touch Provisioningシステムを構築した。この中で、HPEのプロフェッショナルサービス部隊は、AnsibleにHPE OneViewを組み合わせ、テンプレートベースで設定作業およびライフサイクル管理を自動化する機能開発を支援した。電源投入を契機に初期設定としてHPE OneViewおよびHPE InfoSight for ServersにHPE のTelcoサーバーを自動登録し、HPE iLOによるアプリケーションの要件に応じたファームウェアやシステムソフトウェア(BIOSやドライバー)の設定、ハードウェアの診断から、SSDディスクのデータ消去をはじめとする機器情報全般の初期化までのサーバー管理を実現する。このように構築と運用におけるシステムのライフサイクルの全般を自動化することで、地方などを含む日本全国への迅速な基地局展開と安定したサーバー運用を可能とする。

■HPE OneViewについて

HPE OneViewは、IT管理と運用の自動化を実現するソフトウェアデファインドインフラストラクチャの基盤。様々なワークロードをコードのように構成することができ、様々なプラットフォームとの統合、コアからクラウドにわたるインフラストラクチャを繋げることを可能にし、インフラストラクチャの迅速な展開、ライフサイクル運用の簡素化、生産性の向上を支援する。
詳細はhttps://www.hpe.com/jp/ja/integrated-systems/software.html
でご確認のこと。

■HPE InfoSightについて

インフラストラクチャ向けAI OpsであるHPE InfoSightは、インストールベースのセンサーから絶えず収集するデータの分析に基づいて、サーバーおよびアプリケーションの異常検知、推奨する対処方法の提示、問題の予測と防止を担う。
詳細はhttps://www.hpe.com/jp/ja/solutions/infosight.html
でご確認のこと。
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ニュースリリースサイト(hpe):https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release/2023/041001.html