Bluetooth Low Energy MCUファミリを車載ワイヤレスアプリケーション向けに拡張

オンセミは、Bluetooth® Low Energy接続を搭載した超低消費電力の車載用ワイヤレスマイクロコントローラを発表した。新製品のNCV-RSL15は、センサや車載通信の増加に伴い、余分なケーブル配線のコストや重量を削減するために、ワイヤレス接続への傾注が進む自動車メーカにとって理想的な製品である。この新しいマイクロコントローラは、センサ数の増加に伴う攻撃ベクトルの増加によって深刻化するセキュリティ上の懸念にも対応する。

タイヤ監視システム (TMS)やその他のセンシングアプリケーションでは、センサ数および一般的な機能が増加を続けているが、消費電力の供給量は増えていない。同時に、10年のバッテリ寿命を必要とするアプリケーションもある。NCV-RSL15は、EEMBC によって業界最小電力のセキュアなワイヤレスマイクロコントローラとして認定されており、独自のスマートセンスパワーモードを備え、可能な限り電力を消費しないように設計されている。より多くのバッテリを節約できることは製品寿命の延長に直結する。

アクセスポイント数が増えるほど、車両の中央ボディコンピュータや中央処理装置を不正な無線アクセスから保護するために、排除すべき潜在的な攻撃ベクトル数も増加する。NCV-RSL15は、ハードウェアベースのRoot of Trustセキュアブート、多くのユーザアクセス可能なハードウェアアクセラレーション暗号化アルゴリズム、および将来のファームウェアの更新とセキュリティパッチの展開を可能にするFOTA (Firmware-over-the-Air)機能を備えたArm® CryptoCellを使用して、最新の組み込みセキュリティを提供するという。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000242.000035474.html