Toposens社、量産版3D超音波エコロケーション・センサ:ECHO ONE®リリース

コーンズテクノロジーが代理店を務める世界で唯一のリアルタイム3D超音波センサメーカ・Toposens社は、独自の3D 超音波エコーロケーション技術をベースとした初の商用版3D衝突防止システム量産を発表した。

 産業界における移動ロボットの安全性向上のニーズに応えるため、実際の利用現場に即した状況における厳しいテストを移動ロボットメーカと重ねた結果、この度3D超音波エコーロケーション・センサ:ECHO ONE®と3D衝突回避のための高度なフィルターを備えた後段処理デバイス:Toposens Processing Unitの量産化に至った。ハイテク企業と共同開発を行うことで、最高水準の性能を確保した上での市場展開を可能とした。

●従来のソリューションでは検知できないものを検知
 自律走行車産業が活況を呈し、自動フォークリフト、AMR、AGVなどの移動ロボットが飛躍的な成長を遂げる中、人と機械の安全性は重要なテーマとなっている。現在普及している2D測域センサ、LiDARは2次元データ出力のみのため、安全性に対する高いニーズを満足するためには3次元の衝突回避が必要であると認識されるようになってきている。
 3D LiDARやカメラなどの3Dセンサシステムは、その物理的特性から、例えば周囲の光学条件が悪い場合やフォークリフトのフォークのような物体が床に近い場合、その知覚能力には限界がある。その結果、十分な物体検出ができず、衝突事故が発生する要因となる。実際、2022年の衝突事故の主な原因は視界不良とされており、移動式ロボットを導入している5万以上の工場では、2025年までに関連コストが25億ドル以上になると予測されている。
また、従来の1D超音波センサは、単純な距離データ(=飛行時間)しか計測できないため、Toposens 3D COLLISION AVOIDANCE SYSTEMが生成できる3次元点群に比べ、確実な3次元衝突回避に必要なデータを提供することができない。

●ロボットの安全性を再定義
 自律走行車産業が活況を呈し、自動フォークリフト、AMR、AGVなどの移動ロボットが飛躍的な成長を遂げる中、人と機械の安全性は重要なテーマとなっている。現在普及している2D測域センサ、LiDARは2次元データ出力のみのため、安全性に対する高いニーズを満足するためには3次元の衝突回避が必要であると認識されるようになってきている。
 従来の1次元超音波センサは、確実な3次元衝突回避のために必要なデータを提供することができていなかったが、Toposens 3D COLLISION AVOIDANCE SYSTEMにて生成可能な3次元点群情報により、これまでの問題点を解消することが可能である。
〔図:警告ゾーン(黄色)と停止ゾーン(赤色)を含む3D視野を持つToposens 3D衝突回避システム〕

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000064519.html