リビングロボットと藤田医科大、介護分野向けの開発において共同研究契約

 (株)リビングロボットと藤田医科大学は令和4年9月13日をもって、共同研究契約を締結した。
【共同研究の内容と目的】
 ​当契約締結を受けて、リビングロボットが開発している「見守りウィーゴ」を、介護分野で活用することをめざした、藤田医科大学との共同研究・実証実験を開始する。

リビングロボットでは、これまでもいくつかの介護施設で実証実験を行なってきた。そしてこの度、企業に対する開発・実用化支援、利用側である医療・介護施設等に対するロボット活用に向けた支援、などに豊富な実績がある、藤田医科大学との共同研究が実現した。

藤田医科大学医学部リハビリテーション医学I講座 主任教授(ロボティックスマートホーム・活動支援機器研究実証センター センター長)大高洋平氏の協力も受け、「見守りウィーゴ」の介護分野での更なる活用をめざしていく。具体的な研究内容は以下の通り。

【音楽療法※を使った研究】
1.音楽に合わせてロボットがダンスをすることで生まれる効果の検証
2.受動的関わり(聞く、見る)だけでなく、能動的関わり(演奏する、作る、一緒に踊る)への発展
3.適切な音楽の選曲だけでなく、ロボットの動き、目の光、効果音などを組み合わせた、コンテンツの作成

注※音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかる事を目的とするもの。

本共同研究を通じて得られた成果をもとに、ロボットの機能改善を図り、高齢者をはじめとする、あらゆる世代の日常生活の手助けとなるよう、ロボットが社会貢献できる未来の実現に取り組むとしている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000094064.html