小山佳祐氏が近接覚センサで日本ロボット学会「優秀研究・技術賞」受賞

(株)Thinker(読み:シンカー)の取締役であり、大阪大学基礎工学研究科助教である小山佳祐氏が、日本ロボット学会の2022年度表彰において「優秀研究・技術賞」を受賞した。優秀研究・技術賞は、前年度の学術講演会で行われた研究発表を対象に、有用性、独創性、新規性、完成度に加え、登録講演者の講演技術(発表の工夫、質疑応答、発表時間など)を踏まえて総合的に審査され、特に優れたものに対して贈られる賞である。この度は、小山氏が行った「触覚機能を内包する高速・高精度近接覚センサ(※)」をテーマとした研究発表が高く評価されての受賞となったという。

小山は近接覚センサの研究発表により、日本ロボット学会から2018年度にも「研究奨励賞(若手の研究者、技術者を積極的に育成することを目的として、優れた業績をあげた新進の研究者または技術者に贈呈される研究奨励賞)」を受賞している。

※ 近接覚センサ(画像)
「近接覚」は、視覚とも触覚とも異なるモノの認知方法で、見たり、触ったりせずに認知することから「人間にはない感覚」とされている。小山佳祐氏の技術シーズを基にしたThinkerの近接覚センサは、対象物との距離と傾きを同時に計測可能。独自の高速・高精度AI技術と組み合わせることで、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた現場に応じた臨機応変なピックアップや、ティーチング負担の軽減を可能にするとのこと。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000106143.html