ウェアラブルデバイスによる 1年間の生活習慣データを取得する共同研究

【ポイント】
・ 東北大学東北メディカル・メガバンク機構、第一三共(株)、武田薬品工業(株)と(株)MICINは、ウェアラブルデバイスを実装した共同研究を開始した。
・ ウェアラブルデバイスを2,000人に装着し睡眠状態・心拍・活動量などの生活習慣に関するデータを長期間にわたって取得することを計画。
・ 取得したデータは、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査で既に取得しているデータと合わせて関連解析を行う。
・ この研究が、ウェアラブルデバイスに基づく個別化ヘルスケア時代に向けたモデルケースとなり、国内外における同様のプラットフォームの更なる構築や利活用を牽引することが期待される。

【概要】
東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)、第一三共(株)、武田薬品工業(株)と(株)MICIN{マイシン}は、2022年3月30日に共同研究を開始し、ウェアラブルデバイスの実装に向けた研究参加者募集を今秋に開始する。本研究では睡眠状態・心拍・活動量など自己申告では正確に把握しづらい日々の生活習慣情報を客観的、定量的かつ長期に取得し、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査で既に取得している詳細調査データ、臨床データ、MRI画像データやゲノム情報などと合わせて関連解析を行う。本研究では睡眠状態・心拍・活動量など自己申告では正確に把握しづらい日々の生活習慣情報を客観的、定量的かつ長期に取得し、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査で既に取得している詳細調査データ、臨床データ、MRI画像データやゲノム情報などと合わせて関連解析を行うという。

【研究内容の詳細】
○研究組織
 ToMMo
 第一三共、武田薬品、MICIN
○研究期間
 2022年3月から2025年3月まで
○研究対象者
 2022年秋から脳と心の健康調査に参加した人のうち本研究に同意(インフォームドコンセント)してくれた人
○目標参加人数
 2,000人
○研究方法(研究参加者)
 ・1年間のウェアラブルデバイスの装着、充電および専用のスマートフォンアプリの管理
 ・四半期毎に30日間、貸与する家庭血圧測定器による1日2回の血圧測定
 ・四半期毎に30日間、貸与するデータログ型温湿度計による寝室の温度・湿度の取得(一部)
 ・四半期毎の郵送による調査票への記入
○研究方法(研究者)
 ・ウェアラブルデバイス、家庭血圧測定器およびデータログ型温度計により収集されるデータの保管と
  活用・統計解析値の参加者への回付

プレスリリースサイト(ToMMo):https://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/49705