ams OSRAMの新しい緑色レーザーダイオード

News Facts:

・緑色レーザーは、従来から産業機器に使用されている赤色レーザーよりも視感輝度が4倍に
・新しいPLT5 522EA_Q緑色レーザーダイオードはTO56ケースグランド構成で、現在多用されているドライバトポロジーと互換性がある
・最高動作温度70℃、高信頼性、長寿命のPLT5 522EA_Qは、新設計のレーザーを使用したビジュアライゼーションのための最適なソリューション

ams OSRAMは、レベリング、スキャン、バイオサイエンス、ドットプロジェクションなどの用途において、赤色レーザーに代わる、より高輝度で使いやすく、信頼性と価格競争力に優れた緑色レーザーダイオードを発表した。

新しいPLT5 522EA_Qは、赤色レーザーの重要な特性を犠牲にすることなく、緑色レーザーが持つ赤色より約4倍明るく視認できるという視感度面での恩恵を、ユーザーが受けることを可能にしている。この緑色レーザーダイオードは、最高動作温度70℃での製品寿命と信頼性において厳格なテストを受けており、その寿命評価は、産業機器メーカーの標準的な要件を満たしている。

この新しいレーザーダイオードは、気密封止されたTO56CANのフォームファクターにて提供される。また、この緑色レーザーは一般的な赤色レーザーに採用されているケースグランドのピン配置を採用しているため、既存の赤色レーザーから緑色レーザーへの置き換えを容易にし、置き換えの際の製品設計変更を最小限に抑えることができる。
赤色レーザーダイオードとは異なり、PLT5 522EA_Qはバーンインを必要としておらず、また、アイセーフのために必要とされるモニター用フォトダイオードをパッケージ内に搭載している。

緑色レーザーダイオードの特徴
PLT5 522EA_Qは、ビームを厳密に制御した端面発光レーザーである。ピーク出力は20mWで、ピーク発光波長は520nm、スペクトル帯域幅は2nmとなっている。連続発振モードとパルス発振モードのいずれでも使用できる。
ams OSRAMは、製品設計を支援するテクニカルサポートをお利用客に提供している。サポートには、光学系シミュレーションデータの提供、熱評価などが含まれる。
PLT5 522EA_Qのサンプルは、現在ams OSRAM製品の正規販売代理店から入手可能とのこと。

※本プレスリリースは2022年4月4日にオーストリア・プレムシュテッテンで発表したプレスリリースの抄訳版。

プレスリリースサイト(ams OSRAM):https://ams.com/ja/-/plt5522eaq_green-laser-diode