業界初デュアルAI睡眠センサ「ライフリズムナビ新型SleepSensor」を開発


エコナビスタ(株)は、2021年より東京ガス(株)、三菱ケミカルインフラテック(株)と共同開発していた自己成長型睡眠センサの新たな製品化に成功※1した。業界初※2となるデュアルAI睡眠センサ「ライフリズムナビSleepSensor」である。
※1 特許出願中
※2 睡眠センサとして。エコナビスタ調べ。(2022年3月1日広報発表時)

これまで睡眠センサをはじめとした見守りセンサを導入している介護現場では、「ベッドから手がはみ出ただけで異常通知をしてしまう」「カーテンが揺れただけで発報する」「通知が来たので訪室したら既に対象者がいなかった」等の誤検知、誤発報、通知遅延等が頻発する課題があった。そこで本製品は、従来の睡眠センサに生体情報を学習するエッジAI機能を搭載し、クラウドAIと連携するデュアルAI化を実現。高齢者の微細で特徴的な生体情報を正確に検出し、精度の高い見守りシステムを提供することで、従来の課題の解決に大きく貢献するという。

本製品を用いた介護施設向け高齢者見守りシステム「ライフリズムナビ®+Dr.」及び在宅向け「ライフリズムナビ+HOME」を活用することで、質の高い介護と介護現場の生産性向上の両方を実現する。今後同社では、正確かつデータ密度の高い生体情報の蓄積により、認知症や疾病の発症予測をも実現し、次世代の安⼼を創造するとのこと。

新型SleepSensorの主な特徴
①生体情報を学習するエッジAI機能搭載により睡眠センサの広範囲化に成功
一般的な睡眠センサは高齢の要介護者や認知症患者にみられる特徴的な臥位の検知が困難なため、誤検知、誤発報、通知遅延等が起きていた。また、解決策の一つであるセンサマット部面積の拡大は生体情報量の減衰を起こし、正確な情報の取得を難しくしていた。この度同社では、延べ1万人を超える臥位データを解析し独自開発した生体情報を学習するエッジAI機能により、誤検知、誤発報、通知遅延等の課題を克服しながら、新型SleepSensor自体が利用対象者に適合していく特徴を有している。

②デュアルAI採用により自己成長し続け、常にユーザーに寄り添う製品に
同社のライフリズムナビでは生体判別のための200種類以上のスクリーニングフィルターがクラウドAIシステム内で既に稼働しているが、今回エッジAIシステムから取得した生体情報を加えダブル判定することで、より正確なセンシングにつながった。
更には、同社のワンストップ開発により実現したエッジAIシステムとクラウドAIシステムから成るデュアルAIが相互に自己学習を繰り返すことで、業界初自己成長型睡眠センサが完成した。

ユーザーはこの新型SleepSensorを用いた「ライフリズムナビ+Dr.」「ライフリズムナビ+HOME」の活用により、介護者の五感では認識できない見守り対象者の生体情報の変化を自身の手元で確認し、離れていてもあたかもそばにいるかのように見守ることが可能。センサ自体が自己成長するため、「いま」も「これから」も介護に関わるすべての方々に質の高い介護と生産性向上の両方を提供し続ける製品という。
※「ライフリズムナビ」はエコナビスタ株式会社の登録商標。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000075697.html