TE、次世代ジャイロ安定化「AXISENSE-Gダイナミック傾斜センサ」を発表

TE Connectivityは、AXISENSE-Gダイナミック傾斜センサを設計した。ジャイロスコープ補正を使用したこの次世代傾斜センサは、強力なMEMSセンシング エレメントと最先端のフィルタリングを組み合せて、安定した高精度の傾斜出力を実現するという。

高所作業車および農業・建築車両の世界的な安全規定は、かつてないほど厳格化されていまる。溝を掘削する掘削機から作業者がチェリーを摘んだり架線を設置したりするためのブーム式リフトまで、傾斜センサは大きな動きを伴う過酷な環境下でも、安全性と稼働時間の増加を確実に満たすために役立つものである。

■AXISENSE-Gダイナミック傾斜センサの主な利点
●センサフュージョン – AXISENSE-Gは加速度、回転速度と温度を測定するセンサを組み合わせて使用する。アルゴリズムはこちらのデータを使用して精度の高い、迅速な出力信号を計算する。
●カスタムフィルタリングおよび信号処理 – デジタル信号処理には、加速度計とジャイロスコープの出力キャリブレーション、および温度キャリブレーションが含まれる。慎重に設計された信号コンディショニングは、カスタム可能なフィルタレベルと、カスタム可能なノイズ出力オプションを揃えたことにより、このセンサを様々なノイズの多い環境下で使用できる。
●高精度 – TEのAXISENSE-G傾斜センサは 、-40° から 85°Cの幅広い動作温度範囲で高い精度を保つ。静的状態で、精度は±0.5°。動的状態で、精度は±1.5°。AXISENSE-Gは最大±75°のピッチおよびロール角度を同時に測定でき、100ミリ秒未満の高速応答時間で大幅に低いノイズの出力を提供する。
●設置が簡単 –コンパクトなサイズで、衝撃耐性の高いプラスチック筐体を備えたAXISENSE-Gは前世代モデルをそのまま置き換えられる。IP67保護等級により、結露、オイル、グリース、燃料およびその他汚染物質のある過酷な環境下でも優れた保護性能を確保する。CAN J1939およびUSB出力が利用可能。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000053196.html