「バイタル測定スマートウオッチ+AI」を活用した健康見守りの実証実験開始

(株)アドダイスは、2021年6月1日より、愛媛県の「久万高原町立病院」において、バイタル測定スマートウオッチ「ResQ Band(レスキュー・バンド)」および健康を見守る人工知能「ResQ AI(レスキューAI)」を利用した、地域の高齢者及び病院スタッフの健康見守りの実証実験をスタートした。
この実証実験を通じて、高齢化など様々な課題を抱える地方自治体において、また感染症蔓延が常態化したこの世界において、医師・看護師・ケアスタッフなどの見守りのもと、誰もが安心・安全に暮らせる社会を、AIで実現していくという。

同社は、AIデータサイエンティストと医師が、独自開発の「自律型AI技術(名称:ソロモン・テクノロジー)」で、様々な社会課題の解決に挑むスタートアップ。
ソロモン・テクノロジーは、人の健康を守るためにも非常に有効との評価を受け、2018年より、県立広島病院と連携し「がん」の画像診断AIの共同研究を続けてきた。
さらに2020年春、新型コロナウィルス感染拡大を受け、この技術を新型コロナウィルス対策にも活かすべく、医療機関、大学等の研究機関、企業、一般の個人から有志を募り「COVID-19 ResQ(コヴィッド・ナインティーン・レスキュー)プロジェクト」を発足。健康と生命を守る「ライフスタイルAI」の共同研究を続けてきた。
そして2020年秋より、ウェアラブルIoT(ResQ Band)を装着しバイタルを測定、クラウド型のデータ管理プラットフォームに連携し、ソロモン・テクノロジーに基づき開発した人工知能(ResQ AI)で解析し、健康管理や未病対策に役立てる構想の実用化を進めてきた。
ResQ AIは、身体特性だけでなく生活環境、生活習慣をAIで学習し、すべての人に究極の個別ケアを提供するという「ライフスタイルAI」の研究成果である。自律型AIが健康を見守り、安心して人生を謳歌できる社会の実現を目指しているという。

■久万高原町立病院 バイタル測定スマートウオッチ+AI実証実験概要
 導入先:国民健康保険久万高原町立病院(愛媛県上浮穴郡久万高原町久万65番地)
 開始日:2021年6月1日
 目的:健康管理、見守り、クラスタ対策
 利用者:高齢者(訪問診療、訪問介護を受けている人)、病院スタッフ
 実験概要:利用者にResQ Bandを装着して貰い、バイタル測定とAIによる健康見守りを行う。

ニュースリリースサイト:https://ad-dice.com/news/210720_press/