コーンテック、プリマハムグループと共同でAIカメラの実証実験

(株)コーンテックは、プリマハム(株)の養豚食肉事業を展開する子会社の太平洋ブリーディング(株)と、畜産DX事業の一環としてIoT・AIカメラを設置し豚の個体別データの蓄積及び画像データ解析の取組みのほか、自家配合プラントの導入をする。

■1.養豚農家向けの畜産DX|IoT・AIカメラの設置
畜産業界においては未だアナログな業務管理が多く、人材確保が難しくなっている昨今の労働者背景や防疫の観点からも人の介在を減らすことが重要である。
コーンテック社は独自にAI開発を行い、監視カメラやセンサを施設導入することで豚の行動を解析。解析データに基づき、豚の体重測定や健康状態の把握のほか、施設の気温・湿度の監視し、データ管理やアラート通知を行うことが可能という。
▽豚の個体識別による成長管理や健康管理を目指す
現在公開中のベータ版に加えて、今後は豚の個体識別ができるようなAI。
これにより、これまでは見えてこなかった個体ごとの成長管理や、衰弱や死亡判定などの健康管理などの実現を目指しているとのこと。

■2.自家配合プラントの導入について
コーンテック社は、「自家配合プラントの構築」と「飼料マネジメント」を畜産農家ごとにコンサルティングし、畜産における”手間”と”コスト”の削減を行っている。
同社がこうした事業に取り組むのは、家畜の餌にかかる割合が経営コストの60%以上を占めるほど大きく、畜産の儲からない体質の要因となっているからである。
そこで、「自家配合プラントの構築」とエコフィードの活用など「飼料マネジメント」を通して餌のコストダウンを実現するほか、肉質の改善等を目指し、プリマハム(株)の養豚食肉事業を展開するプリマハムグループの太平洋ブリーディング(株)におけるコンサルティングを開始するとしている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000058347.html