自律移動ロボットに最適な測域センサ(LiDAR) USTシリーズに新モデル

北陽電機(株)は、AGVや自律移動ロボット(AMR)に最適な測域センサ(LiDAR)USTシリーズに新たな機能を追加した新製品UST-30LCを2021 年4月に発売する。

北陽電機はUSTシリーズの最上位機種として自律移動ロボットに必要とされる検出性能と屋外でも使用できる環境性能をコンパクトなサイズで実現したUST-30LXを2020年7月に発売した。
UST-30LXは検出物の位置情報をEthernetインターフェースにより出力する「データ出力タイプ」だったが、今回新たに発売するUST-30LCは「データ出力タイプ」の機能に加えて、あらかじめ設定した検出エリアに対象物がある場合に信号を出力する「エリア設定タイプ」の機能を追加したモデル。

自律移動ロボットは周囲の環境を認識しながら地図(マップ)を作成するとともに、自分の位置を認識(SLAM)しながら目的地まで移動する。同時に走行中に周辺の障害物を検出し回避する必要がある。UST-30LCは「データ出力」、「エリア設定」の二つのモードを使うことで自律移動ロボットに必要な両方の機能を1台のセンサで実現できるという。
さらに、UST-30LXでは検出精度をあらわす角度分解能は0.25°だったが、UST-30LCでは0.125°となり、さらに高精度な検出が可能とのこと。

ニュースリリースサイト(hokuyo):https://www.hokuyo-aut.co.jp/topics/detail.php?id=148