「居宅遠隔モニタリング」サービスに『obniz BLE/Wi-Fiゲートウェイ』 採用

(株)CambrianRoboticsのの開発した『obniz BLE/Wi-Fi ゲートウェイ』が、2020年12月に(一社)テレメディーズの提供する「居宅遠隔モニタリング」サービスに採用された。
テレメディーズが理念とする「インターネットを活用した、テレモニタリングとテレメディシンの普及・推進による高血圧診療の実現」にCambrianRoboticsが賛同し、『obniz』のテクノロジーを活かした機能拡充に全面協力している。

□離れたところから「バイタルサイン」チェックと「見守り」ができる
テレメディーズの「居宅遠隔モニタリング」は、BLE(Bluetooth Low Energy)内蔵の血圧計や体温計、酸素飽和度計、各種センサ類から自動で計測したデータを専用クラウド経由で蓄積し、インターネットブラウザでデータを参照できる仕組みです。専用アプリ不要で、PCやスマートフォン、タブレット端末などから利用できる。
『obniz BLE/Wi-Fiゲートウェイ』を使うことで、照度センサーやドアの開閉センサ、室温・湿度計など、あらゆる組み合わせでBLE機器を接続できる。そのため、バイタルサインの確認のほか、ホームモニタリング(見守り)としても活用でき、例えば、「酸素飽和度が95%を下回ったら」「トイレのドアが12時間以上開閉しなかったら」「室温が15℃以下になったら」など一定の条件を設定し、注意喚起としてメールなどへ発信もできるという。

□テレメディーズの「居宅遠隔モニタリング」の詳細
利用者にBLE(Bluetooth Low Energy)内蔵の体温計や血圧計などを用意して貰い、それらから自動で計測したデータを専用クラウド経由で日々蓄積していく。 『obniz BLE/Wi-Fiゲートウェイ』であらかじめ希望条件を設定しておくことで、バイタルサインのデータによる健康管理だけでなく、通常とは著しく異なるバイタルサインの数値が出た場合や、利用者が過ごす部屋の温度、血圧計などの機器を長時間利用していない不審な状況なども遠隔から把握できるとのこと。

□「オンライン診療」と「居宅遠隔モニタリング」の活用
内閣府の発表※によると、65歳以上の人口は、「団塊の世代」が65歳以上となった2015年に3,387万人となり、75歳以上となる2025年には3,677万人に達すると見込まれている。
総人口における65歳以上の方の割合の高さや核家族化の影響もあり、ご高齢の方の独居または夫婦世帯の増加は長く続いていく。
そうした状況では、離れて暮らす家族や介護スタッフらが、ご本人の状況をきめ細かく確認・把握することが理想的である。
テレメディーズの「居宅遠隔モニタリング」サービスは、家族や介護スタッフがいつでもどこからでも、利用者の健康と生活状態を確認・把握できる、先進的かつ安心のサービスだという。
(※:内閣府「令和元年版高齢社会白書」より)

□オンライン診療で治療を継続しやすい仕組みづくりも
テレメディーズでは、専門医や療養指導士によるオンライン医療相談のサービスも提供している。
オンライン診療の利用支援を用いることで、所用や天候の都合などで通院ができない場合も治療を継続できるため安心。また、オンラインで服薬指導を受け、処方薬を自宅に届けてもらうこともできる。
テレメディーズではこのほかに、バイタルサインのモニタリング + ホームモニタリングによって疾病発症の早期発見につなげるための研究開発も進めているという。

医療や介護などの社会課題解決にIoTを活かす
CambrianRoboticsは『obniz』を活かし、全ての方がIoTの恩恵を受けられる社会を目指している。同社は、テレメディーズをはじめとする各団体・企業との協働により、今後も医療や介護などの社会課題を解決するためのプロジェクトを推進するとしている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000040376.html