変位センサ「EDS」電場応答性高分子(Electroactive Polymers)製センサ販売開始

(株)ナノシードは、工作機械等に使用されている産業用Electroactive Polymer(EAP)センサを扱うデンマークのElastiSense社と代理店契約を締結し、柔軟性を実現する電場応答性高分子という特殊な技術を応用、開発された「変位センサ EDS」を販売開始した。

「変位センサ EDS」について
ElastiSenseの変位センサは、さまざまな産業分野で変位と位置検出をシンプルかつコスト効率の高いものにする目的で開発された。変位検知が困難とされる構造ヘルスモニタリング、ファクトリーオートメーション等、過酷な環境下においても位置と変位を確実に測定することで、利用者がシステムを完全に制御できるよう支援する。
この製品は「アクティブラバー」センサ技術を活用し、正確でありながら機械的に柔軟性があり、コア技術はゴム製で3方向すべて伸縮可能なため、設置と操作のずれを許容しながら変位測定できる。さらに、変位センサは完全にカプセル化されているため、大雨、紫外線、風、極度の暑さや寒さ等、あらゆる気象条件にも耐えることができる。防塵および防水で、特別な取り付けや保護、クリーニング等は不要なため、他のセンサソリューションと比較して、設置や操作、メンテナンス等におけるコストを削減できる。アプリケーションと制御システムに合わせカスタマイズし、最適な形式でデータを提供できるという。

産業用アプリケーションに設計されているElastiSense製品は、生産プロセスの最適化、構造ヘルスモニタリング、および大型車両と関連部品の制御等、さまざまなアプリケーションに変位センサを活用できるとしている。

製品サイト:https://nanoxeed.co.jp/product/eds/