ミリ波レーダーを用いた接舷支援システムの販売を開始

(株)アカサカテックは、2020年より取り扱いを開始した24GHz / 77GHz / 79GHz帯ミリ波レーダーモジュールの活用製品として、新たに接舷支援システムの販売を開始した。

◇製品の概要
この製品は、ミリ波レーダーで距離計測を行い、計測データをPCにリアルタイム表示させる。ミリ波レーダーを活用することで、見通しの悪い荒天時においても、画面をみながら安全な接舷が可能になる。従来品と比較するとコストパフォーマンスに優れ、一体型ユニットを置くだけで簡単に利用できるとのこと。

■ 画面で距離をみながら接舷
レーダーを設置した土運船(画面左)と対象物となる浚渫船(画面右)を画面上に表示、浚渫船側面までの距離を10cm単位で計測する。
■ バッテリー駆動で簡単取り付け
受信ユニット、送信ユニットともにコンセントや発電機による電源供給が不要の為、置くだけで簡単に計測可能。
■ 見通しの悪い荒天時にも距離計測
カメラやLiDAR (ライダー)とは異なり、雨や雪など視界不良な荒天時でも検出が可能で、太陽光の反射など急激に照度が高まった場合も、安定して計測することができる。
■ 2種類のレーダーで安定した計測を実現
送信ユニットは、近距離向けレーダー『OSA-DH-BC7』を下部に、長距離向けレーダー『OSA-77G-PA-EV』を上部にそれぞれ配置することで、より安定した計測が可能になり、取得した計測情報は、バッテリー内蔵の無線BOXを経由し、押船側のPCに送信される。

ニュースリリースサイト(akasakatec):https://www.akasakatec.com/news/2869/