スタイラスペンに最適、フォースセンサ「HSFPAR007A」を開発、量産開始

アルプスアルパイン(株)は同社フォースセンサとして最小サイズとなる「HSFPAR007A」をラインアップ。本年6月より量産を開始したと発表した。

アルプスアルパインは、昨年3月にタブレットPC向けのスタイラスペンのペン先に搭載することで、筆圧に応じ描画の太さを正確に再現するフォースセンサ「HSFPAR004A」を開発・量産していたが、今回、基本性能はそのままに、フットプリント(実装面積)を従来比40%まで小型化した「HSFPAR007A」を開発、本年6月より量産を開始したとのこと。
これにより、細身対応が必要となるスマートフォン向けスタイラスペンへの搭載が可能となり、機器メーカーのデザインフレキシビリティ性が高まるとともに、スマートフォンを使用した描画系アプリケーションなどの利便性向上に貢献するとしている。

尚、本製品はゼロストローク(0.01N)レベルの小さな応力から検出できるため、精密機器を扱う産業用機器のロボットアームなどへの応用も可能。また、Z軸の荷重検知用として、タッチパネルや静電センサの裏面へ組み込むことで操作面にかかる荷重を検知し、意図的な入力なのか間違えて触れてしまっただけなのかの判別にも利用できるなど、幅広い用途に使用できるという。

【主な特徴】
※同社最小サイズで高分解能、高リニアリティ、優れた耐衝撃性を備えたフォースセンサ
①小型低背設計追究により従来品比40%のフットプリントを実現
②高感度かつ2%FS の高いリニアリティ
③耐久100 万回の長寿命
④ゼロストローク(0.01N)レベルの小さな応力から検出可能
⑤荷重分散形状を採用した優れた耐衝撃性
⑥外部の磁場や電場の影響を受けない構造

【主な用途】
・スタイラスペンなどの各種インプットデバイス
・ロボットアーム掴み部における加圧バランスの調整
・各種産業機器

ALPSALPINEサイト:https://www.alpsalpine.com/j/