2023年1月号

「モーションキャプチャ応用技術の進化」

 空間を移動する物体の位置検出で始まったモーションキャプチャは、まず人間の動作解析の手法として広まり、これにより人間工学の大きな進展をもたらしたと言える。当初は光学式検出が主体であり、ソフト技術の進展と相まってその応用分野を広げてきた。最近は3次元空間内の動作解析から、人間の感性までもがその研究対象になってきている。またそれを実現するハード面も大きく進展し、衛星技術を応用した超高精度の測位システムの実現も進んできている。今後は人間の感性と組み合わされたシステムの実現へと進むことを期待したい。

センサイト編集部

「モーションキャプチャ応用技術の進化」

センサイト談話室