富士通ほか、北海道広域で観光客などの人の流れをIoTで可視化する実証を開始

富士通(株)は小樽観光協会をはじめ北海道内の複数の観光協会や企業と共同で、北海道後志地方の小樽市、余市町、倶知安町、岩内町、ニセコ町、積丹町、神恵内村、および札幌駅周辺、新千歳空港内の3市6町村において、同社製Wi-Fiパケットセンサを活用し観光客など人の流れを可視化・分析する実証実験を12月10日より開始すると発表した。

本実証では、北海道後志地方、札幌駅周辺、新千歳空港内の各エリアに設置した計40台のWi-Fiパケットセンサで、訪れた観光客などが所有するスマートフォン(Wi-Fi機能オンの状態)の固有IDを、データを匿名化した上で収集するとともに、収集データをグラフなどで可視化し分析する。

小樽観光協会などの実証協力団体および企業は、本収集データをもとに、観光客などの人の数や流れ、混雑状況や移動ルートなどを分析することで、今後の観光施策や各種事業の効果検証などに活用していく予定だという。

ニュースリリースサイト(富士通):https://pr.fujitsu.com/jp/news/2019/12/10.html