展示会に見るセンサ:人とくるまのテクノロジー展2019(3)

センサイト編集部

■ヘッドランプとLiDAR

株式会社ヴァレオジャパンはヘッドライト部分にLiDARを収納した形の製品を展示していて、これはLiDAR部分の汚れを水で洗い流す仕組みになっている。(写真17、18)

写真17
写真18

これに関しては同タイプの製品を株式会社小糸製作所も展示していた。(写真19、20)

写真19
写真20

このように複数社の同タイプの展示製品を見ると、LiDARなどのセンサやカメラはヘッドライト部分に着けて、泥汚れなどが付着した際には水で洗い流すという方式の車が増えるのではないかという予測を立てることも出来る。

■音響センサ関連

東芝デジタルソリューションズ株式会社は音響センサによる車載機器の異常検知という展示をしていて、従来は音による異常を技術者が耳で感知していたものを、ある程度自動化して、技術者の経験と合わせて、車両機器開発などに役立てるというソリューションの出展があった。(写真21、22、23)

写真21
写真22
写真23

株式会社小野測器は、以前から手掛けている騒音センサや音源可視化システムを出していた。(写真24)

写真24

また、日本音響エンジニアリング株式会社は音の見える化として、“手のひらサイズの音響カメラ”という音源探査システムおよび音を聞き分けるトレーニング“聴覚形成”とその専用システム“真耳Online”の紹介もしていた。

写真25

次週に続く-