テラドローン、ドローン×AIで建造物のトータル点検サービスの提供開始

テラドローン(株)(以下テラドローン)は、ドローンを利用した鉄塔・煙突・橋梁等の建造物の点検サービス「Terra Inspection」の提供を開始した。

「Terra Inspection」は鉄塔・煙突・橋梁等の建造物の対象点検箇所をドローンで点群生成用撮影と点検箇所をピンポイントで撮影するための自動飛行経路作成・撮影、データ管理、レポート作成を行うソリューションを提供するもの。
これにより従来、1つの鉄塔を4~5名の点検作業員が終日をかけて行っていた点検作業が、2名で30分程度の点検時間と大幅に短縮でき、高所作業での人的安全の確保や、点検時間・人件費の削減が可能となる。

◇点検のためのボルト技術
鉄塔・橋梁 ・ジェットコースターの構造建造物に用いる、ボルトの一部を大きく突出させたフランジを形成した特殊な形状のボルト。この(株)内村が開発したドローンによる建造物点検に適したスマートボルトの使用により、今後は、従来の特殊塗料でマーキングをする代わりに、ドローンにより撮影されたデータから仮想のマーキングを行い、3次元位置情報、ネジの向き・方位などを収集、回転のずれを画像認識できるようになるという。
あらかじめ収集した取付初期状態の画像と期間経過後の画像を差分解析することにより、ボルト・ナットの回転のゆるみ以外に、錆、塗装剤の剥がれ、亀裂、部品脱落、欠損など多くの点検情報が得られるとのこと。

プレスリリースサイト(テラドローン):https://www.terra-drone.net/blog/page-5921/