アナログ4-20mA出力対応IoT無線ユニット「アナログコンバーター」

オプテックスはさまざまなセンサーや測定器と接続可能アナログ4-20mA出力対応IoT無線ユニット「アナログコンバーター」を開発した。

ビルや工場など各種施設にて、センサーや計測器から得られたデータを収集し、さまざまな設備管理・稼働状況の把握、温度や湿度データの見える化などによるモニタリングサービスが広がっている。
オプテックスでは、これらのサービスをより実現しやすくするための接点・パルス出力センサやスイッチと接続できるIoT無線ユニット「ドライコンタクトコンバーター」を昨年4月から発売しているが、アナログ出力を持つセンサーや計測器への接続対応も求められていた。そこで、アナログ出力の主流である4-20mA出力センサー・計測器と接続できるIoT無線ユニット「アナログコンバーター」を開発したとのこと。

【活用事例】


【4-20mAアナログコンバーターの特長】
①4-20mA入力に加え接点入力も対応
 2チャンネルの4-20mA入力に加え、接点入力も装備(予定)。設備監視用途に応じた運用ができる。 ②既存のセンサーや計測器を簡単にIoT化
 既存のセンサーや計測器に「アナログコンバーター」を接続するだけで、現在ご活用されている機械やシステムを簡単にIoT化することが可能。
③Sigfoxによるデータ通信
 LPWA通信(*1)のSigfox(*2)に対応し、Sigfox経由でクラウドサーバーに転送。
④電池駆動で工事不要
 設備監視などで利用されるセンサーや計測器は、屋外や高所など作業環境の悪い箇所に設置される場合が多いため、電源工事不要の電池駆動で、5年以上の電池寿命(使用回数による)。
⑤屋外使用可能な防水構造(IPX5)
 さまざまな環境でIoTソリューションに対応するための高い防水構造。

*1)LPWA(Low Power Wide Area,省電力広域ネットワーク):少ない消費電力で、長距離通信ができる無線通信技術の総称。機器のバッテリー消費を抑えながら、データを収拾する基地局まで電波を届けることができ、IoTソリューションに有効な技術として注目を集めている。
*2)Sigfox:IoT 向けのLPWA通信規格の1つ。欧米を中心に60か国で展開され、国内では京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)がインフラ構築およびネットワークサービスを提供している。2017年2月のサービス開始以降エリア構築を進め、人口カバー率は2018年11月に90%となり、2019年夏に97%を目指しエリアの拡大を進めている。

ニュースリリースサイト:
http://www.optex.co.jp/news/whatsnew_detail.cgi?ID=20190325111034