介護施設を対象とした、「スマート見守りサービス」の実証実験を開始

東京電力ホールディングス(株)(以下「東電HD」)とOrigin Wireless Japan(株)(以下「オリジンワイヤレス」は、2月12日より介護施設を対象とした「スマート見守りサービス」の実証実験を開始した。

最大の特長は、最新のセンサ技術の導入等により、介護施設の各居室の利用者の「動作や呼吸の状況の検知・通知」が可能となること、また、特段の工事が不要で、簡単に導入できることにあるという。

オリジンワイヤレスが開発したWi-Fiセンサ技術(TRM: Time Reversal Machine(wirelessAI))を応用した端末「Origin-Bot」を各居室内のコンセントに設置することで、Wi-Fi電波の変化の状況から、居室内での動作や呼吸の状況をリアルタイムに検知することが可能となる。
これら各居室内の検知データは、東電HDの持つ屋内通信技術により、新たなLAN回線を要さず、既設の屋内配線を利用したデータ通信を可能としており、介護スタッフの皆様にリアルタイムで、利用者の状態を確認することが出来る。

両社は、このたびの「スマート見守りサービス」の実証実験を通じて、介護施設の利用者の安全を見守ることで、利用者様の転倒や離床時の転落などの「危険察知」、介護スタッフの皆様の「負担軽減」に寄与できるものと考えているとのこと。

ニュースリリースサイト:http://www.tepco.co.jp/press/release/2019/1512687_8709.html