SBI損保、運転行動データに基づくテレマティクスサービスに向けた実証実験

SBI損害保険(株)(以下SBI)とSB C&S(株)(旧社名:ソフトバンク コマース&サービス株式会社。以下SB C&S)は、SBIグループの関係者を対象に、自動緊急通報サービス(自動eCall)[*注] 対応デバイスより収集する運転行動データを分析し、ドライバーの安全なカーライフをサポートする各種テレマティクスサービスの提供に向けた実証実験を、2019年2月から実施するとのこと。

SB C&Sが提供する今回の実験環境では、ボッシュ(株)(以下ボッシュ)が販売する自動緊急通報サービス(自動eCall)対応のデバイス「テレマティクスeCall プラグ」と、ソフトバンク・テクノロジー(株)(以下ソフトバンクテクノロジー)が提供するIoT活用に必要なサービスをつなげるプラットフォームサービス「IoT Core Connect(アイオーティーコアコネクト)」を採用した。

ボッシュの「テレマティクスeCall プラグ」は、3軸の加速度センサにより、ブレーキ、加減速、ハンドル操作といった運転行動データに加え、衝突事故を検知することができる。
ソフトバンク・テクノロジーの「IoT Core Connect」は、デバイスから送られるデータの収集・蓄積から分析まで行うことが可能。

今回の実証実験の結果をもとに、SBIは、収集したデータを解析し、テレマティクス保険などドライバーの安全と利便性を向上させる革新的なサービスの開発を検討する。 SB C&Sは、データを活用したテレマティクスサービスの開発と国内企業への納入を推進するという。

[*注] 車両衝突事故が起きた際に、緊急通報用電話番号へ自動通報を可能にするサービス。 欧州連合 (EU)域内においては2018年3月31日から全ての新車への装備が義務化されている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000393.000007357.html