赤外線カメラ搭載のドローン「MAVIC 2 ENTERPRISE DUAL」 を発表

DJI Japan(株)がFLIRシステムズ社と共同で開発したMavic 2 Enterprise Dualは、DJIドローンMavic 2シリーズのコンパクト設計を踏襲し、今年10月に発表したMavic 2 Enterpriseの特徴である多くの高度制御技術とアクセサリー拡張性も搭載されている。効率的なレポートと分析を行うため、Mavic 2 Enterprise Dualで温度を測定し、画像と温度データを容易に保存が可能。公共施設の点検業務から緊急事態への対応といったさまざまな業務オペレーションや一刻を争う任務に必要な情報を即座に提供するという。

【FLIR赤外線カメラを搭載し、携帯性に優れたパワフルドローン】
 Mavic 2 Enterprise Dualは、可視光を捉える4Kセンサーと、サーマル画像データを捉えるFLIR Lepton® サーモグラフィーマイクロカメラを一つのユニットに収容した3軸ジンバルカメラを搭載。これら2つのセンサにより、パイロットは夜間や霧、煙の立ち込める日中の複雑な環境下でも飛行させることができる[※1]。DJI Pilot 飛行制御アプリの複数のインテリジェント表示モードから選択し、デュアルセンサーカメラのデータを可視化できる。

● FLIR MSX® – FLIRの特許取得済みMSX(マルチスペクトルダイナミックイメージング)は、忠実度の高い可視光カメラデータを赤外線カメラのデータにリアルタイムで統合する機能。視覚的ディテールが協調されるため、肉眼ではすぐに確認できない重要なデータを素早く特定し、解釈することができる。
● スポットメーター– 対象物の平均温度が表示されるため、操縦者は安全な距離を保ちながら、重要な対象物の温度測定や危険な環境を判断することに役立つ。
● エリア測定– 各エリアの平均温度、最低温度、最高温度および対応する場所を表示し、検査員が対象物を迅速に評価し、過熱しているかどうかを判断できる。
● 等温線設定– 操縦者は、カスタムカラーパレットを使用し、表示させる特定の温度範囲を指定できるため、範囲内の対象物をより高い対比で表示し、視認性を向上させる。この機能により、レスキュー隊が捜索救援活動で遭難者を特定したり、消防士が現場で火災現場でのホットスポットを特定したりできるように、プロファイルをカスタム化できる。さらに柔軟に対応できる様にカスタムプロファイル設定もある。

[※1]操縦者は国土交通省が定めるドローン飛行ルールを遵守のこと。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000015765.html