CES2019イノベーション賞を京都発の木製スマートホームデバイス「mui」が受賞

mui Lab株式会社(以下 mui Lab)が開発したスマートホーム・デバイス「mui」がCES2019イノベーション賞に選出された。
CESは世界最大のテクノロジーショーケースで、毎年米国ラスベガスで開催されており、ここで紹介されるさまざまな製品の中からデザインや機能性が極めて優れていると評価された製品・サービスにCESイノベーション大賞が与えられる。

■muiとは
「mui」は、木製のインターフェース。一見、単なる木材にしか見えまないが、手で触れるとLEDディスプレーが表面に輝いて現れ、家電の操作から天気予報・ニュースの受信、テキスト/音声メッセージのやり取りまでこなせる万能デバイスに変身する。操作後はディスプレーが消えて木の状態に戻り、インテリアに溶け込んだ目立たない存在となるため、ユーザはテクノロジーを意識せずに暮らすことができる。

■Kickstarterキャンペーン
mui Lab は、10月19日にキックスターター(Kickstarter)にて「mui」の販売にむけたクラウドファンディングを開始。木という天然素材を通じて家電や情報を操作できる「mui」は、CNETやThe Vergeをはじめとする数々の米国の大手テック系専門誌に「ゆとりある生活空間を生み出すデバイス」として取り上げられ、ローンチ1週間にして目標額50%にあたる5万ドル、3週間目には8万ドルを調達したとのこと。ファンディング・キャンペーンは12月8日まで続行される。
・期間:2018年10月19日~12月8日
・目標額:100,000ドル(USD)
・mui ホームページ:https://mui.jp

■muiの機能
・ 天気予報表示(位置情報セット)
・ 時計表示(位置情報セット)
・ Googleカレンダー連携による家族または個人のスケジュール管理
・ Philips HueやIKEA照明On/Off、調光
・ 家族間コミュニケーション/メッセージング(muiにTextを送信、muiからはVoiceメール送信)
・ 一括でのデジタルオフ機能(Do Not Disturb機能)
・ QR表示機能(muiのコンソールから設定したQRを表示:現在はBeta)
・ 通知機能(IFTTT連携):LINEやMessengerにmuiにタッチした通知を飛ばす。
・ 情報ディスプレー(ニュース、SNS等):Twitterの#や@ユーザーのフォロー。
・ ニュース・フィードをテキストでmuiに流し込む。
・ 各種スマート家電との連携:SONOS、Ring、Nature、Nest、Honeywellなど連携が可能。

■muiの接続(IFTTT、専用アプリによりカスタマイズ可能)
・ Wifi とBluetooth を通じてクラウドに繋がる。
・ アンドロイドをOSで採用。
・ ラズベリーPi3(開発者向けSDK経由のみ)を使って操作できる。
・ アシスタントSDKを使用してグーグル・アシスタントを搭載できる。
・ スピーカー、タッチセンサー、近接センサー、CO2センサーなど各種センサーを搭載。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000030640.html