国際物理オリンピック予選、物理チャレンジ2022 『理研計器賞』揚妻慶斗さんへ授与

理研計器(株)は、第18回全国物理コンテストである「物理チャレンジ2022」(公益社団法人物理オリンピック日本委員会主催、理研計器など民間企業協賛)において、『理研計器賞』を、揚妻慶斗さん=筑波大学附属駒場高等学校=へ授与した。

理研計器賞を授与された揚妻慶斗さん(画像)は、授与式後に当社に対し「正直なところ、賞もうれしいのですが、姫路で、久しぶりに実地での科学オリンピックに参加して、友達をたくさん作って帰れた喜びが一番大きいです。
事前の対策はほとんどせずに参加した上、試験では、理論試験で解けない問題があったり、実験試験でモデリングを間違えたりしたので、表彰式で名前が呼ばれるまでは非常に不安でした。まさか理研計器賞まで頂けるとは思っておらず、まだ驚いています。
もともと自分は中学のころは全く物理について知らず、専ら情報オリンピックに参加していました。中2の3月ごろに、物理チャレンジに参加していた先輩の話を聞いて初めて物理チャレンジを知りましたが、結局高1まで全く触れることなく、初めて物理の勉強を始めたのは昨年の初夏でした。昨年の一次は参考書をめくりながらなんとか通過し、高校物理の知識は一切なかったので、その後は過去問を解きながら必要なことを身につけました。
あまり勉強をしているという感覚はなく、過去問を無心に解いていたように記憶しています。その短期間である程度物理に慣れることができたのは幸運でしたが、体系的に勉強したわけではないので、未だに高校物理の範囲には不安だらけです(笑)。
圧倒的な経験不足で、昨年度の代表選考が始まってからは思うような結果を残せず、添削課題にもかなり苦戦しましたが、今年こそは IPhO代表になって国際大会で結果を残し、来年は物理チャレンジ大賞を目指したいと思っています。」とコメントした。

【理研計器賞 特設サイト(“リケチャレ”)】
当社は、設立の礎となった光学式ガス検定器の検知技術に「光の干渉」と呼ばれる物理法則が用いられていることから「物理」と「産業」を切り口にした情報の発信を目的として「国際物理オリンピック」および「物理チャレンジ」に関するコンテンツが充実した理研計器賞 特設サイト(通称「リケチャレ」)を開設している。
▼ 特設サイトはこちら (日本語版)
https://www.rikenkeiki.co.jp/physics-olympiad

ニュースリリースサイト:https://www.dreamnews.jp/press/0000266432/