慶應義塾大学での自動運転バス運行に自動運転用塗料「ターゲットラインペイント」

日本ペイントホールディングス(株)のグループで主に工業用塗料の製造、販売を手掛けている日本ペイント・インダストリアルコーティングス(株)は、この度、神奈川中央交通株式会社と慶應義塾大学SFC※研究所が共同研究・運行している自動運転バスの走行システムに同社の自動運転用塗料「ターゲットラインペイント」を提供する。
※慶應義塾大学SFCとは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの略称。

「ターゲットラインペイント」を活用した自動運転は、関東エリアで初めてとなり、その走行経路に同社の塗料を塗装している。それにより、自車両が走っている位置推定の精度向上に寄与する。

「ターゲットラインペイント」は、同社が開発したLiDAR(自動運転用のセンサ)が認識できる特殊塗料で、走行経路に塗装するだけで自動運転用のインフラ整備が可能となる。そのため、導入コストやメンテナンスコストの削減が見込めるほか、山林やビルGPSが入りにくい場所でも、塗装されたペイントを認識させて走行を支援する。また、目視ではアスファルトと同化しやすい色のため、道路の路面標示と誤認しづらく、安全面にも配慮しているとのこと。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000307.000007223.html