デプトシー、AgileX Robotics社のAGVおよびUGVを国内正規販売店として取扱開始。

デプトシー(株)は、ロボットシャーシを製造するAgileX Robotics社が製造するUGV(無人地上車両)およびAGV(無人搬送車)を、日本正規販売店として2022年8月5日(金)より販売を開始する。

■屋内外施設の管理や点検、運搬の自動化により定常作業の効率化と、ゆとりある業務を実現
これまでAGVといえば、倉庫や工場といった平坦な床面の決められた範囲を、決められた手順で走行するといったものだった。デプトシーが販売を開始するAgileX Robotics社のロボットシャーシには、倉庫内などの平坦な床面だけではなく、野外の不正路を走行する機能を持つものや、自律走行が可能なものなど、ユニークかつ実用的な、多種多様な性能を備えている。
AgileX Robotics社の特長である迅速な2次開発を組み合わせることで、各種点検業務や、農地内での搬送の自動化、工事現場での資材搬送の無人化など、従来のAGVでは不可能だった業務を担うことができる。
また、導入コストの低さも特長で、これまで自動化するにはコスト面でハードルが高かった業種でも、定常作業の自動化・効率化を図ることが可能となるという。

■想定導入ケース
●農業
小・中規模の農業において、収穫場所から出荷作業場までの運搬業務に『SCOUT 2.0』や『BUNKERシリーズ』を導入。収穫した作物が一定量に達すると圃場内の作業場まで自動で輸送し、出荷担当者に届けます。運搬のための人員が不要になるため、作業効率が改善する。
●工事
大規模な工事現場などで、作業に必要な資材や部品の補給作業に『SCOUT 2.0』や『BUNKERシリーズ』を導入。自動化された工場でアッセンブリーポイントにAGVが部品供給するように、屋外の作業現場でもUGVによる部資材供給の自動化を可能とする。
●土木
土木工事の現場で、進捗状況を把握するため『AUTO KIT』を導入。高精度LiDARや3Dカメラを備えた自律走行ロボットに現場を随時巡回させることで、可視化されたデータで、進捗状況を管理することができます。また、重機に取り付けたセンサで管理するのとは異なり、機体の小さなロボットを定期的にくまなく巡回させることで、ふだん目の届かない現場全体の状況確認や異常箇所の発見などが可能となる。
●物流と生産
物流分野で、これまのAGVでは走行不可能だった、スロープや階段を使用した倉庫内の垂直移動や、倉庫間の移動といった、平滑な路面以外においても、多彩なラインナップから最適なプラットホームを選択することによって、これまで他の重機とオペレーターが担っていた業務を自動化することができる。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000106431.html