制御機器の状態を遠隔で確認/プログラム変更ができるIoTゲートウェイ「FALCONNECT」

(株)GUGENは、2022年8月3日(水)に製造業など産業設備向けIoTゲートウェイの新商品「FALCONNECT(ファルコネクト)」をリリースした。
遠隔接続に必要なものをすべてセットで提供、ネットワークの専門知識不要ですぐに導入することができるため、設備のIoT化に必要な多くの仕様検討やシステム構築の工数を大幅に削減することができるという。

遠隔でのPLCのラダープログラムモニタ/プログラム変更
工場の生産設備や施設の制御には、PLC(Programmable Logic Controller)を始めとした制御機器が多く使用されている。FALCONNECTはそれら制御機器にEthernet接続すると、携帯回線を通じて遠隔のパソコンからプログラムをモニタ、変更が可能になる。
通常、PLCなど制御機器のプログラムは現地でパソコンを接続し、プログラムのモニタや変更を行うことが一般的である。そのため、急なトラブル時などPLCエンジニアが現地にかけつける必要があった。これまでも、遠隔で接続する方法もあったものの、ネットワークの専門知識が必要であったり、システム構築の手間からそれらシステムの導入はあまり進んでいないのが実情だった。
FALCONNECTは、簡単な設定だけですぐに遠隔での接続を可能にすることで、対応時間の短縮、移動時間の削減など様々な効果が期待できる。

▼遠隔接続に必要なものをすべてセット
FALCONNECTには、ゲートウェイ本体、携帯回線、クラウドシステム、設定ツールがすべてセットとなっており、製品導入後すぐにシステムを使用することができる。

▼ネットワークの専門知識不要の簡単設定
ネットワークやセキュリティなどの複雑な設定は不要。接続先機器のIPアドレスを指定するだけで遠隔接続の設定が完了する。

▼PLC以外の機器も接続可能
Ethernetで接続することができる機器であれば、PLC以外でも接続可能。FTPサーバ、Webサーバ、VNCサーバなどの接続にも対応できる。

<主な用途>
・PLC接続:ラダーモニタ/プログラム書き込み、ロギングファイル(CSV)の取得(FTP)、オートロードプログラムの書き換え(FTP)、Webサーバ画面の表示、ソフトHMI接続など
・HMI(タッチパネル)接続:プログラム変更、表示画面の確認/操作(VNC)、レシピファイルの読み出し/変更(FTP)、ロギングファイルの取得(FTP)など
・他接続:画像センサの設定変更/撮像データの取得、ネットワークカメラの映像取得、パソコンのリモートデスクトップ接続、パソコンのファイル取得(FTP)

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000105434.html