ポータブル型ガス検知用カメラ「EyeCGas」シリーズの販売開始

 2022年7月、(株)アイ・アール・システムは、イスラエルのOpgal Optronic Industries社製品の取り扱いを開始した。
 カーボンニュートラルへの各社の取り組みが活発化する中、プラントやパイプラインにおける、目視では確認できないガス漏れをカメラで検知する最新技術への期待が高まっている。OPGAL社が開発したガス検知用カメラ「EyeCGas」シリーズは、無色透明なメタンやプロパンなどの可燃性ガスや、一酸化炭素やアンモニアなどの有毒なガスを可視化することが可能で、安全対策として大きな効果が期待されるという。
【製鉄、石油、発電プラントへの活用】
 「EyeCGas」シリーズは、製鉄や石油、発電プラントにて使用、製造されているガスの中でも、温室効果や可燃性、有毒性をもったガスの検知を目的としている。ガスの検知は固定設置型のセンサやポータブル式のガス検知器を用いて行われてきたが、それらの方法ではセンサや検知器にガスが接触しないと検知出来ないため、 作業員が危険なガスが発生しているエリアに立ち入らざるを得なかったり、漏洩箇所の特定に時間がかかったりといった課題があった。
 しかし、ガスをカメラで可視化することでガスを遠隔から検知し危険なガスを事前に察知でき、また、ガスの漏洩箇所を容易に発見することが可能となった。

【専用ソフトで漏洩ガスの定量化】  ガス検知用カメラ「EyeCGas」で撮影した映像を基に、専用ソフトウェア「EyeCSite」で漏洩ガスの流量や濃度を計測することが可能。漏洩ガスを定量化することは、危険度や設備修復の目安の把握において有力な助けになる。

【製品概要】
名称     Opgal Optronic Industries社製「EyeCGas」シリーズ

検知可能ガス EyeCGas2.0:メタン、プロパン、ブタンなどの炭化水素系、二酸化炭素(要フィルター交換)等
       EyeCGas CO:一酸化炭素など
       EyeCGas MINI:アンモニア、六フッ化硫黄など

寸法     EyeCGas 2.0、EyeCGas CO:幅130×奥行230×高さ110mm
       EyeCGas MINI:お問い合わせください

重量     EyeCGas 2.0:2,600g
       EyeCGas CO:2,300g
       EyeCGas MINI:お問い合わせください

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000064714.html