京都スマートシティ実証実験について

MODE, Inc.は、京都ビックデータ活用PF運営協議会が支援するスマート街区ワーキンググループ(以下WG)に参画し、スマートシティ化に向けた人流データ計測・収集の実証実験を開始した。

背景
スマート街区WGでは、先端技術の活用により、利用者の行動変容促進などのさまざまな実証実験を通じて、街区一帯における新たな価値創出を目指す取り組みである。
仮想街区において、ヒト・モノ等のデータを収集・活用することで、新たなユースケースや価値の創出を目指す。

実証実験の内容
MODEでは人流センサを活用し、京都リサーチパークで、お昼の時間帯にフードトラックが出店される路地空間「ツドイStreet」における、人通り検知を24時間実施する。
収集したデータを基に現状の利用者数を把握し、また天気やイベント発生時など、様々な要件における人流データと比較や分析を行い、より多くの人に利用してもらえる街区づくりを支援する。
今回の実証実験では、センサデータをインターネットにつなぐためのゲートウェイ1台をスマート街区WG参画企業でもある星和電機(株)が設置しているスマートポールに組み込み、(株)センサーズ・アンド・ワークス社製の赤外線人流検知センサ3台を測定箇所に設置した。
人流データはMODEセンサークラウドに収集され、Webアプリケーションで可視化を行うという。

場所
「京都リサーチパーク」(京都府京都市下京区中堂寺粟田町91)

実証実験期間
2022年3月23日〜12月末(予定)

今後の展開
スマート街区WGは、人が主役のスマートで安全・安心な社会の創出を目標に、様々な企業がデータ活用に向けた取り組みを行っている。
MODEでは街区の貴重な情報財産である人流をデジタル化し、IoTプラットフォームに蓄積、データ分析を行う。今後収集したデータをもとに様々なマーケティング施策を行い、結果として発生する人流の変化から各施策の影響の大きさを等の検証を行う。
また今後の実証実験の中で収集した人流データをNTTコミュニケーションズ(株)が提供するデータ連携基盤 (Smart Data Platform for City) と連携し、LINEやアプリケーションを活用したコミュニケーションへの活用も行う予定。
本実証実験の結果から得た知見をもとに、参加各社が一丸となり観光地をはじめ様々な場所におけるスマートシティモデルの実現に向けた提案を行っていく予定とのこと。

ニュースリリースサイト(MODE):https://news.tinkermode.jp/news/202206-kyoto_research_park_poc