「人とすれ違える」コンパクトな自律走行型搬送ロボットを開発

(株)スマートロボティクスは横46㎝、縦65㎝、高さ35㎝のコンパクトサイズながら最大150㎏の重量物を搬送できる自律走行型搬送ロボット「SR-AMR150」を開発、販売を開始した。

搬送作業の完全自動化が難しく、ロボット専用の走行路も確保できない中小工場、物流倉庫、医療機関、福祉施設など向けに、「人とすれ違うことができるサイズ」を実現した。既存設備やロボットアームとの連携、荷台などのカスタマイズも可能。

ロボットは、本体のセンサと3D(三次元)カメラが自己位置と障害物を検出して自律走行する。操作は、本体のタッチパネル(コントローラー)やパソコンの操作画面をワンクリックするだけで簡単。搬送ルートにガイドレールは不要で、障害物を自動で回避し、任意のポイントまで移動する。最高速度は1秒間に1.4m。1回の充電で走行できる時間は最長8時間となっている。

テストマーケティングにおいて、「人と共存できる搬送ロボット」「ポイントに配置された人員がタブレットで操作できるシンプルな運用」「既存設備との連携や、将来を見据えた拡張性」などのニーズがユーザーから寄せられ、コンパクトサイズの自律走行型搬送ロボットを開発した。

スマートロボティクスは「だれもがロボットを使いこなし、社会全体へ浸透する未来を実現する」をビジョンに掲げて2016年3月に設立。これまで遠隔地から運搬、会話、見回りができる「テレワークロボット」や、医療機関向けの「自律走行型殺菌灯搭載ロボット」などを開発、販売している。

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