OPTEX、水質管理をDX化する「WATER itデータマネジメントサービス」を公開

オプテックス(株)は、水質管理をスマート化するサービス「WATER it(ウォーターイット)データマネジメントサービス」の提供を開始した。本サービスはオプテックスの水質測定機器などと連携することで、遠隔かつリアルタイムでの水質管理が可能となるという。

■開発の背景
オプテックスは、1993年に滋賀県の依頼により琵琶湖の透明度を正確に連続測定できる「透明度自動測定システム」を開発。以来、国内外の河川や工場など様々な場所で水環境の管理支援を行ってきた。水質管理を行う現場では、従来からの人手不足や従業員の高齢化に加え、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、定期点検巡回を減らしたいという要望が高まっている。その一方で、設備の老朽化による故障や異常発生を迅速に把握し対応できる体制構築も求められている。
本サービスはオプテックスのセンシング技術とIoT技術を活用し、水質管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)として現場の負担を大幅に削減する目的で開発を行った。既に設置済みのセンサとも連携可能(※)で、安価に導入できる点も特徴である。
※センサタイプによる

■主な特徴
 『「はかる」「つたえる」「みる」をカンタンに。』をコンセプトにいつでも、どこでも水環境を把握できる仕組みをトータルで提案。現場を遠隔で監視し、アラーム通知等で異常を早期発見できるため、業務の確実性向上と簡素化を実現できる。

[ 機能例 ]
・データ表示:測定データの傾向監視ができるトレンドグラフ表示、多拠点の管理に適したマップ表示、CSV出力に便利な一覧表示が可能。
・アラーム通知:異常をメールでプッシュ通知。用途にあわせて条件を設定できる。
・メンテナンス通知:消耗品交換時期やメンテナンス時期、機器異常やローバッテリーをメールで通知し、現場での保守・メンテナンスをサポート。
・レポート機能:測定データの集計を自動化。報告業務を確実に、そして簡素にする。
・気象情報連携:測定場所の降水量や気温を取得。レポートやアラームの設定に活用できる。
・グループ機能:閲覧権限を設定でき、複数人での管理が可能。

■データマネジメントサービスのプランと各センサとの連携について
用途に合わせて選べる月額のプランを用意している。またデモ機の貸出と合わせて無料で試せるトライアルプランも利用可能。詳細は公式サイトを参照のこと。
 ※WATER it公式サイト : https://navi.waterit.optex.net/
Water itデータマネジメントサービスは、オプテックスの水質センサすべてと接続できる。またセンサタイプが合致する場合、社外品を活用してデータを取得することが可能。

ニュースリリースサイト(optex):https://www.optex.co.jp/news/2022/0217.html