Locarise,、湘南モノレールへ詳細な乗降者数計測システムの提供開始

Locarise(株)は、12/1より公開された湘南モノレール(株)の提供する特設サイト内に、駅の乗降客数の計測および混雑状況の提供を開始した。

◆「Locarise TRAFFIC」による混雑情報の提供
通勤・通学で公共交通機関を利用するユーザーにとって、混雑を避けるために得る情報は、リアルタイムであればあるほど便利で有益な情報である。 しかし、多くの公共交通機関では1時間や30分単位での混雑情報を専用アプリなどで発信する取り組みはあるが、より細やかな混雑情報を提供することは技術的・コスト的な壁があった。 今回、湘南モノレールの提供する特設サイト内で15分単位に情報更新を行うことによって、より便利で快適な利用環境をユーザーに提供することが可能となった。

情報の取得には、Locariseが提供するソリューション「Locarise TRAFFIC」を用いている。同ソリューションは、世界最高水準・高精度の3Dセンサを設置することで、正確でリアルタイムな店舗・施設等の利用状況の測定を実現する。Locariseの使用する3Dセンサは欧州の公共施設などでも導入実績が多く、精度・安定性において大きな信頼を得ており、世界でも厳しい基準といわれる、EUにおける個人データ保護に関する法律GDPRにも適合しているとのこと。これにより、通勤・通学に駅を利用するユーザーのみならず、同地を訪れる観光客にも混雑状況を避け快適な交通機関利用を実現することが可能になった。

事業背景
この特設サイトでの取り組みは、サイトを提供する湘南モノレールが国土交通省事業の一環である「人流データを活用した地域課題解決モデル事業」により実施しているもの。特設サイトは2022年2月末まで公開しており、利用されたユーザーの意見や感想をもとにその後の運用を検証していく取組である。

〇国土交通省 報道・広報ページ:人流データを活用したモデル事業の実施対象を決定しました
 https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo17_hh_000001_00012.html

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000057029.html