センシングサービス「SensingAppベータ版」を無償提供開始

GIAIE(ジアイ)(同)は、運営するクラウドサービス「SensingApp(センシングアップ)」のベータ版を、手軽にIoTを学べる学習支援サービスとして8月23日(月)より、個人向けに無償提供を開始した。

 SensingAppは、RaspberryPiなどを用いてセンサで取得したデータを可視化できるクラウドサービスで、その導入の手軽さがセールスポイントという。
 我が国では2030年に80万人のIT技術者が不足すると言われていますが、その中でも特に、IoTやAIの技術者不足が大きな課題となっており、そうした人材不足によって中小企業のDXが進まないという現状がある。
 同社は、今回のベータ版を個人向けに無償で提供することによって、個人がIoTの学習を行いやすい環境をつくり、我が国のIoT技術力を根底から上げていくことに貢献したいとしている。

■SensingAppベータ版の5つの特徴
1.センサーのデータの現在値を見られる。
2.データをデータベースに蓄積して見られる。
3.USBカメラによって遠隔で撮った写真を見られる。
4.異常値が出た場合にメールで確認できる。
5.計測値の範囲、単位は自分で自由に設定できる。

■ユーザーがSensingAppで学ぶ5つのメリット
1.電子工作した結果をすぐにPCやスマホで見られる。
2.遠隔のデータも見られることで実験の可能性が広がる。
3.サンプルプログラムが紹介されているので学習しやすい。
4.クラウドを気にせずIoTデバイスづくりに集中できる。
5.新しいアイディアをたくさん同時に試すことができる。

■SensingAppを利用したIoTデバイス電子工作例
・観葉植物の自動みずやり監視(土壌湿度センサ)
・防犯カメラの写真保存(人感センサとUSBカメラ)
・屋外の外気温、湿度観測(気温センサ、湿度センサ)
・ペット給水器の残量確認(水位センサ)
・実家の老親の様子確認(USBカメラ)

■SensingApp誕生の背景
 同社は、工場の排水処理の可視化システム開発を行うなかで得られたノウハウを活用し、オープンソース技術を通してSensingAppを開発。

■ベータ版として無償提供する理由
 無償提供することによって、同社は次のことが得られる。
・ユーザーから寄せられたご意見による技術力の向上
・新しい技術を投入したあとのユーザーの反応
・SensingAppの知名度の拡大

■SensingAppベータ版(無償版)概要
・利用お申し込み方法:下記の申し込みフォームから受付
 https://sensingapp.com/application
・登録可能センサー数:100個
・保存可能写真数:最新5枚
・データベース保存:1年間
・計測間隔:60秒以上
・商用利用:不可
※但し内容は変更の可能性あり。

プレスリリースサイト(sensingapp):https://sensingapp.com/archives/748