介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業において、「TANO」の実証事業を開始

TANOTECH(株)は、厚生労働省が推進する「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業」において、SOMPOホールディングス(株)とSOMPOケア(株)がプロデュースするリビングラボであるFuture Care Lab in Japanでの実証実験を開始する。

●実証実験の内容
TANOTECHが開発・販売する「非装着・非接触型の自立支援ツール TANO」を用いて、介護現場でのレクリエーション業務や体力測定における職員の負担軽減を主とした実証をFuture Care Lab in Japanで開始した。
すでに200施設以上にTANOは導入されているが、レクリエーションや測定にかかわる施設職員の方の作業負担についてどの程度軽減し、安全性や費用対効果があるかを検証するとともに蓄積したデータを今後の製品開発に活用する。
同社はFuture Care Lab in Japanでの実証実験において、TANOの介護現場における有用性や新たなニーズ・課題を見つけてアップデートしていくことにより、国内における介護ロボットの普及促進、技術向上に寄与するという。

●「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム」の概要・目的
介護人材の不足が深刻な社会的課題となる中、その解決策の一つとして、高齢者の自立支援の促進、質の高い介護を実現するためのICTや介護ロボットなどのテクノロジーの活用が期待されている。 当事業は、地域における相談窓口の設置、介護ロボットの評価・効果検証を実施するリビングラボ(開発の促進機関)を含む関係機関のネットワークの形成、実証フィールドの整備などを行うことで、全国にプラットフォームを構築し、介護ロボットの開発・実証・普及の流れを加速化することを目指しているとのこと。

●「非装着・非接触型の自立支援ツールTANO」とは
「TANO」は介護施設にお世話になる方や障がい者施設に通う方に楽しく生きがいをもって自立支援を促すシステム。センサの前に立つだけで骨格を読み取り、体をコントローラー代わりにして様々なトレーニングを行う事ができるシステムとなっており、多言語対応のリハビリ/レクリエーション/測定等の内蔵コンテンツ数は合計130種以上、また毎年10本以上のコンテンツがアップデートで追加される。
体への器具装着が不要なため、麻痺がある方、車椅子の方から健常者まで、老若男女問わず使用することが可能としている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000043268.html