水中構造物点検や検査への活用に向け、FIFISH PRO W6 工業用水中自航型ロボットカメラ

(株)ジュンテクノサービスは、中国深圳のQYSEA Technology Co.,Ltdより工業用途で使用が可能な新製品「 FIFISH PRO W6 」の取り扱いを開始した。

FIFISH PRO W6は既に予約販売を開始しているが、パワフルで小型水中ドローンに比べて流れに強く、ほかメーカーに劣らない多くのオプションツールに対応する拡張性を持ち合わせ、産業用途に対応するという。


■「FIFISH PRO W6」の五つの特徴
〔1〕. 基本仕様(オプションなし、基本搭載について)
・機体本体
・本体用充電器
・コントローラー
・コントローラー用充電器
・取付式ロボットアーム
・305mテザーケーブル及びリール
・3m通信ケーブル
・専用ハードケース
・デュアル4Kカメラ
・交換可能バッテリー
・レーザースケーラー
・5拡張性インターフェース
※別途様々なオプション製品も用意

〔2〕.簡易的な計測ツールとして利用可能、ARスケーラーとレーザースケーラー
ARスケーラーはメーカー独自の人工知能ビジョンアルゴリズムによって算出された、目標物のサイズを自動的に算出。レーザースケーラーはレーザービームを使用し、10cmの参照点を基準として簡易的な目安計測が可能。

〔3〕.座標と深度を表示、U-QPS水中測位システム
U-QPS水中測位システムは水中での機体本体の位置、方向、深度、距離、高度を表示するシステム。またリアルタイムに潜航した軌跡を最大300秒まで視認することも可能。今後はPOI(特定の場所を保存してナビゲートするシステム)の記録や、ルート設定、自動航行なども設定できるよう開発中。

〔4〕.視野を広く、デュアル4Kカメラシステム
作業効率を図るべく一つのカメラで認識するだけでなく上下2つのカメラで画像データの取得が可能になった。作業後のデータ分析は今後メーカー専用のソフトウェアを使用することで分析やデータ抽出もできる予定とのことで、静止画の有効画素数は1200万画素、ビデオ解像度は4K UHDで撮影できる他、垂直視野100°、水平視野166°とこれまでと同様に高確な視野角を保持することが決定している。

〔5〕.バッテリーは取り外し可能な交換式を採用、給電システム利用で長時間作業も実現
流速の早い場所では、モーターの回転数によってバッテリー持続時間が減少傾向にあるが、メーカー初となる陸での電力供給が可能になった。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000048475.html