松尾産業、合成ダイヤモンド製造を目的とした新会社設立-オゾン水需要の増加に対応

松尾産業(株)は、2021年4月1日に、合成ダイヤモンドを製造・販売するDiaM(株)を設立した。

■新会社設立の背景
松尾産業は千葉工業大学坂本教授の技術協力を得て、導電性合成ダイヤモンドを量産レベルで製造できる技術を確立した。
導電性合成ダイヤモンドは電気分解処理での電極活用が期待されており、近年、コロナ禍による影響で注目されているオゾン水の生成等にも利用されている。又、従来の電極では対応出来なかった各種溶液や廃液の脱色・成分分解、有機物合成や各種センサといった分野への応用も期待されている。
導電性合成ダイヤモンドの量産が可能な企業は未だ世界でも数社しか存在しておらず、DiaMでは高まる環境保護や衛生対策といった需要に応えていくべく、更なる生産体制の増強を図っていくという。

■導電性合成ダイヤモンドについて
ボロンをドーピングする事で高い導電性を有した人工のダイヤモンド。ダイヤモンドの持つ高耐久性や特異な電気特性を利用することで、過酷な環境下でも利用する事が可能な電極として期待されている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000077442.html