イリス、LEONI社と業務提携 機外配線保護ユニット・ツール座標TCP測定用センサ販売

(株)イリスは、ロボット機外ケーブル保護艤装のパイオニアであるドイツLEONI社(レオーニ社)とロボット関連製品の日本国内における販売業務提携契約を締結し、日本国内での販売を開始した。

レオーニ社の機外配線保護ユニット、ドレスパックは動作環境の厳しい自動車産業のスポット溶接、搬送、シーリング工程などの製造設備に適したLSH3スライダーを使用するハイエンドモデル。用途に応じた自由な構成が可能な標準パッケージと専用部品の組合せによるライトドレスパック、協働ロボット向けB-Flexまで、幅広いラインナップから様々な要望に応える。
FANUC社の協働ロボットCRXシリーズのプラグイン対応周辺機器として紹介されている保護ユニットは、シンプル構成の取付が容易な部品を用いてロボットの複雑な動きから機外配線を保護する。

レオーニ社のツール座標TCP測定センサ、Advintec TCPは一般的にロボットメーカが定める3点または5点教示の実施または、設計値の直接入力等によるツール座標の設定を自動かつ高精度に行える。このため、時間削減に加えて教示に伴うオペレータの作業誤差を抑える事ができる。反転や角度変更を行う切削工具やバリ取り工具、シーリングノズル、搬送グリッパやエンドエフェクタに複数のツール座標を持つ特殊工具のツール座標設定に最適という。
さらに、工程内に設置したセンサで定期的に測定することにより、工具摩耗、溶接ワイヤ先端位置検出やグリッパ把持品の変化量を測定しツール座標を自動補正することで安定した生産に寄与するとのこと。

ニュースリリースサイト:https://www.atpress.ne.jp/news/242892