Livox、近距離検知向けと長距離向け2製品のLiDARデバイス発表

Livox(Livox Technology Company Limited Co., Ltd)は新たに2つの製品をリリースする。近距離検知向けのLiDAR Mid-70、および長距離向けのLiDAR Avia。

Mid-40を発売して以来、Livoxは、自動運転、移動ロボット、地形測量調査・マッピング、セキュリティといった分野でそれぞれのソリューションを提供し、業界で世界的注目を集め、何千人ものユーザーから、高い評価を得てきた。このMid-40の成功をもとに、Livoxは製品のさらなる最適化を続け、低速度自動運転のために特別に設計したMid-70を発表する。コストパフォーマンスが非常に高いLiDARデバイスとして、Mid-70は正確な検知を実現する。
また、長距離検知におけるニーズに応え、異なるシナリオの様々なスキャニングパターンの中で切り替えることができるAvia。検知範囲は450 mに及び、操作効率性と安全性を飛躍的に向上させている。Aviaは、地形の測量調査・マッピング、送電線の点検、林業、セキュリティといった様々なシーンに使われるシナリオに最適である。LivoxはLiDARデバイスを商業用として幅広く拡大させていくとしている。

Mid-70:広視野で安全を確立
Mid-70は、FOVが水平・垂直方向ともに70.4°まで大きく改善された一方で、5 cmまで縮めることを実現。車に取り付けた場合、既存のシステムの補完としてMid-70を設置し、システムのブラインドスポットゼロにすることで、低速度自動運転の安全な視界を確保する。空港、ショップ、スーパーマーケット、病院、港といった混雑した複雑な環境の中で、Mid-70はサービスロボット、無人運搬車、無人ミニバスのような低速ロボットを支援し、周囲の環境を正確かつ総合的に感知して、ロボットがうまく障害物を回避できるようサポートする。こうして、自動運転効率を向上させるだけでなく、ロボット作業の安全性も高めるという。

Avia:全て一目見るだけで
Avia LiDARデバイスは、498 gの重さながら、測定範囲が450 mまで伸びた[※1]。Aviaは、70°に拡大したFOVで、反復、非反復スキャニングパターンを切り替えることができる。トリプルリターンの機能を使って、Aviaはより詳細なものを捉えることができるため、送電線点検、林業、モバイル地形測量調査 マッピング、スマートシティの用途に最適とのこと。
[※1]反射率80%

価格と納期
小売価格:Mid-70は83,600円(税込み)、Aviaは167,200円(税込み)。
いずれの製品もDJI正規オンラインショップhttps://store.dji.com/product-search?q=livoxにて

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000204.000015765.html