福岡県、AIリアルタイム危機管理情報サービス『Spectee Pro』を導入

(株)Spectee(スペクティ)が提供するAIリアルタイム危機管理情報サービス『Spectee Pro(スペクティプロ)』が、福岡県の災害対応・危機管理対応として、採用されたと発表した。

『Spectee Pro』は、AI技術を活用して情報解析し、いち早く正確に緊急情報を配信、被害状況を可視化する危機管理情報サービス。TwitterやFacebookなどのSNSに投稿された情報をもとに、自然災害や火災、事故等の緊急性の高い情報、感染症に関する情報など、100以上の事象を、市区町村、空港や駅、商業施設、観光地周辺といった対象と組み合わせて、「どこで何が起きているか」をリアルタイムに確認できるという。

さらに、スペクティではAIを活用し、デマや誤情報、情報の重要度などを的確に分析するとともに、24時間対応の専門チーム(情報分析官)による情報の精査も合わせて行うことで、現場の最前線で働く職員の方々が情報に惑わされないように、万全のサポート体制を敷いているとのこと。

福岡県では、2017年の九州北部豪雨で大きな被害を受けるなど、近年激甚化する災害対応にこれまで以上の多角的な情報収集が必要となっていた。そのなかで、同年より実施してきた防災・行政情報通信ネットワーク再整備事業において、ビッグデータの1つであるSNS情報をもとにした被害状況の把握は重要との考えから、AIで収集分析し、カテゴリーごと・場所ごとに表示するSNS緊急情報リアルタイム配信システム『Spectee Pro』を導入することになった。

なお、『Spectee Pro』は自治体ではすでに大分県、豊橋市、江戸川区、豊田市、広島県などで使用されている。

スペクティは今後も『Spectee Pro』を活用して、よりきめ細やかな防災・危機管理情報の収集や地図等を使った被害状況の可視化など、自治体や企業ニーズにもとづき、業界標準の危機管理ソリューションとして提案していくとしている。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000016808.html